NEWS / お知らせ

11月26日（水）

　高校3年生は，総合的な探究の時間の一環として，知的財産に関する講演会を実施しました。
本校では10月の芸術鑑賞に関連して，「一つの作品がどのようにビジネスへと広がっていくのか」をテーマに探究活動を進めており，その学びを深める機会となりました。

　今年度も，大阪工業大学 知的財産学部の 吉田 悦子先生 をお招きし，「演劇とコンテンツビジネス」をテーマに，身近に関わる著作権についてわかりやすくご講演いただきました。
講演の前半では，著作権が持つさまざまな種類とその重要性について詳しくお話しいただき，学校生活の中にも多くの著作権が関わっていることに気づくことができました。

　後半ではワークショップ形式を取り入れ，演劇を例に具体的にどのような場面で著作権が関わるのかを考えました。吉田先生をはじめ，ゼミ生の皆さまが生徒の意見を引き出しながら，作品づくりにおける著作権の大切さを丁寧に示してくださいました。グループ内では「著作権が守られなかった場合どうなるか」といった議題で活発な意見交換が行われ，理解を深める有意義な時間となりました。
________________________________________
生徒の感想（一部抜粋）
• 映画や劇を録画してインターネットに投稿する行為が著作権侵害につながることは知っていましたが，具体的にどの権利を侵害するのかを理解できました。著作者への敬意を忘れず，権利を守っていきたいと思います。
• 著作権には多くの種類があり，どんな場面でどの権利が侵害される可能性があるのかを知ることは，将来自分を守るためにも重要だと感じました。
• 身の回りでも著作権を意識していない行動を見ることがあり，もしかすると自分も知らずに行っていた可能性があります。これからはより慎重に行動したいと思いました。
• 著作権について名前だけは知っていましたが，発生の仕組みや種類，譲渡の可否など新しく学んだことが多く，とても有意義な講演でした。
________________________________________
お忙しい中，本校生徒のためにご講演くださいました 大阪工業大学 知的財産学部　吉田 悦子先生 に心より感謝申し上げます。

◆当日の様子（一部）