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国際理解Gコース2年生 京都外国語大学 英語キャンプ

  • 2021/11/22 高校

国際理解Gコース2年生 京都外国語大学 英語キャンプ

Gコース2年生11名が「理想の社会とは何か」というテーマで京都外国語大学国際貢献学部グローバルスタディーズ学科の陳先生・大学生・留学生のご指導を受けました。
2021年11月6日(土曜日)の朝8時30分
京都市右京区西院の京都外国語大学校門で、外大職員・学生数名の方々が私たちを出迎えてくださいました。
京都外大は、嵐山を望み、太秦映画村にも近い風光明媚な古都の北西に位置します。
ここでは世界で活躍することを目指し、多くの若者が国際意識と語学力を高めようと日々切磋琢磨されています。
誘導して頂き大教室に入ると、20名近くの学生の皆さんの出迎えを受けました。 着席してすぐ、3班に分かれた本校生徒達は大学生のフレンドリーなもてなしに包まれ、あっという間に各グループ談笑が始まりました。

午前初めは全体講義からです。

「Equality (平等) から Equity (公正) に」が学習のテーマです。
専制政治を脱した人類の社会は、「平等」から「公正」に進化しています。しかし、それはSDGs で示さざるを得ないように、まだまだ道半ばです。
我々は生まれながらにして身体的差異があり、家庭の経済的格差もあります。何の補正もなく生活するのが Equality なら、補正をして平等な生活条件にするのが Equity です。
スクリーンにはそれを示す、分かりやすいイラストが映されました。
視力が弱い人は、眼鏡やコンタクトレンズがなければハンデとなります。しかし、眼鏡やコンタクトレンズが有ればハンデを排除できます。
同様に、脚が動かなくても車椅子があり、街がバリアフリーなら誰もがハンデを軽減しながら生活できます。

講義の後は、班ごとのディスカッションに入りました。

年齢や生活の異なる5人の人に、1人10万円の予算で50万円を配当するとします。10万円ずつ配るのが「平等」。
しかし、5歳の子どもにも、17歳の高校生にも、20歳の大学生にも、年収1千万の男性にも、シングルペアレントにも一律に10万円配るのが公正なのでしょうか。
各グループ、小さなお菓子をお金に見立てて適切な分配について英語で話し合いました。絶妙な大学生のリードで議論がヒートアップしてきます。

午前の後半では体育館でアイマスクサッカーを経験しました。ボールから鈴の音が聞こえてくるとはいえ、難しいし、怖い。
慣れていないので、ボールがどこにあるかさえ分かりません。ところが、各人に健眼者のサポートがつくと、俄然ゲームが盛り上がってきました。
これが理想の社会のひとつかもしれません。

昼食を挟んで、午後にはバスで祇園に移動しました。知恩院、八坂神社界隈を歩くと、すべての人にフェアではない部分がたくさん発見できました。 段差、手摺のない急な石段。生徒はスマホで写真を撮りながら歩きました。古都の中心部を歩いた後は、烏丸通大池の京都国際マンガミュージアムで、漫画の中にアンフェアな描写がないか探しました。
ジェンダーに関してまだまだたくさんの固定概念があることが分かりました。

2日目は、朝からプレゼン準備の指導を受けました。内容は、前日の取材に基づいています。プレゼンは、自分たちで撮った写真やインターネットから探してきた写真、アイマスクサッカーなどで感じたことを基にしました。
前日「公正」とは何か議論したことが役に立ちました。大学生のマンツーマンの指導を受けながらの準備は時間を忘れるほどでした。
3班で分かれての作業でしたが、その中での一人一人の役割は明確だったようです。

昼食を挟んでも作業は続きました。そして午後3時、3班に分かれた各班はそれぞれ10分程度の発表をしました。
生徒たちは、最後には大学生といっしょに何かを成し遂げたような感慨を味わうことができたようです。

実り多い研修を受けさせていただき、陳先生、大学生、留学生、大学職員の方々に改めてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

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