言語技術の時間【中学2年選抜コース】

  • 2017-05-18

    2017年5月17日(水)

    中学選抜コースでは、週に1時間「言語技術」という授業を行っています。

     (昨年度の授業の様子は、こちらからご覧ください。)

     

    ☆言語技術の授業とは

    言葉を操るための技術を学ぶとともに、身につけた論理的思考力や批判的思考力をもとに実践的な活動を展開する授業です。

    1年生より学び、身につけてきた言語技術を駆使して、個人で発表内容を構成・記述し、的確に伝える方法について、発表を通じて全体で共有します。

     

    2年の授業で行なわれたアニマシオン実践について、その模様をお届けします。

     

    ☆アニマシオンとは。。。

    スペインのジャーナリストであるモンセラ・サルト(Montserrat Sarto 1919-)が,子どもたちに読書の楽しさを伝えるとともに読む力を引き出すために1970年代から開発した,グループ参加型の読書指導メソッドのこと。アニマシオンはラテン語のアニマ(魂・生命)に端を発し,人間の魂・生命を活性化するという意味。物語や詩の中にわざと間違いを入れて読み聞かせた上で間違いを探させたり,あらすじをクイズにして出題したりといったさまざまなプログラムがあり,深く読む習慣,読解力,コミュニケーション能力を養なうことを目指す。日本には1997年に刊行された『読書で遊ぼうアニマシオン:本が大好きになる25のゲーム』により紹介され,自分の考えで読み解き,伝えられる主体的な読み手を育てる試みとして注目されている。(コトバンクより)

     

    ☆本時の作戦「12:前かな、後ろかな?」

    ☆本時のねらい

    ①本を読むときの集中力を鍛える

    ②物語の順序やそのテンポの価値を知る

    ③仲間と協力する精神を養う

    ④作品に出てくる論点を重視する

    ☆使用教材:ロアルド・ダール『マチルダは小さな大天才』評論社2005年

     

    授業担当者より、本時の目標と進め方について説明があり、その後、1人1枚ずつカードを受け取ります。カードには、本文から一部を抜き出した文章が書かれてあります。

    まず、カードを熟読します。

      

    続いて、一人ずつカードに書かれた文章を読み上げ、物語の順番どおりになるように、席の並び替えをしていきます。まずは、各自が考えた順番に並び直します。

      

     

      

     

      

     

      

     

      

    一巡したら、その順番で再度、カードを読み直します。すると、「あれ?ちょっとおかしいな?」と気づきます。

    もう一度チャンスが与えられます。今度は一斉に、正しいと思う位置に並びなおしていきます。「ここかな?いやもっと前?後ろ?どっち??」考えれば考えるほど、迷宮に迷い込んでいきます。ストーリー展開をどれだけ理解しているかが問われます。

      

    1人の力では無理なので、みんなの意見を聞きながら並び替えていきます。

      

     

      

     

      

     

      

     

      

    並び直したところで、答え合わせです。授業担当者より、正解が読み上げられます。ちょっと入れ替わっていた箇所がありましたが、みんなで集中して考えていて、大健闘でした。

    (ちなみに筆者も教員チームで、このワークを行なったことがあるのですが、簡単そうに見えて、かなり難解で、全問正解とまではいきませんでした。)

    最後に、本時の振り返りと、次回の予告をして終了です。

     

    授業担当者より

    言葉を使いこなすためには「聴く、話す、読む、書く」ことを通して考えることが大切です。つまり、この4つの技能を意識しながらトレーニングすることで確実に上達します。2年次では、これまで学んだことを見直し、さらに自信をもって発言したり、文章で表現したりできるようになりましょう。そのためにはグループ内での活発で意義のある発言を求めます。


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